シュヴロ マランジュ・ルージュ”シュール・ル・シェーヌ” [2007]
コート・ド・ボーヌ最南端のAOCマランジュ。数多くあるブルゴーニュのアペラシオンの中でも指折りのマイナー産地。しかし、AOCに認定されてからの20年間マランジュはかつてない程のスピードで進化を遂げている。(かつてマランジュはコート・ド・ドールの隣のソーヌ・エ・ロワール県に位置し、コート・ド・ボーヌの地図では隣村のサントネイまでしか載っていなかった)3つの村の統合により1989年、コート・ド・ボーヌ最南端のAOCとしてマランジュが誕生した。1997年、サン・ヴァンサンの祭りがマランジュで開催されたのをきっかけに社会的にも認知されるようになった。ドメーヌ・シュヴロは日本人のかおり・シュヴロさんが当主の奥様であることで日本ではお馴染みだが、もともと地場に密着し、堅実にワインを造り続けた実力派ドメーヌ。近年では全面ビオディナミの採用に切り替えたマランジュを表舞台に押し上げた功労者の1人。
コート・ドールの南の玄関口であるマランジュ村は2億年以上前のジュラ紀の土壌から成っており、シュヴロの所有する8haの畑もその時代の石灰土、粘土と白亜の混合土が表土を形成し、葡萄栽培には恵まれた環境にある。現在最も古いもので80年、平均で35年の畑では3代に渡って自然環境に敬意を払い、土に息吹を吹き込むように丁寧に耕作を行ってきた。(現在では完全有機栽培への移行も完了)科学的肥料の不使用。トラクターを使用せず、馬による耕作によって土を固めないよう配慮。現在ドメーヌは3代目の兄パヴロと弟のヴァンサン、そしてパヴロの妻かおりさんによって運営される。家族経営ドメーヌ。
ワインは硬く、ファーストノーズからミネラルを感じさせる引き締まった味わいでバランスの良さと伸びのあるフィニッシュが印象的。マランジュ村のワインは圧倒的に赤が多く、粘土成分の多い土壌も黒葡萄に向いている。しかし、シュヴロは白ワインでも注目を集めている。現当主パヴロの父が自分の畑に植わる樹齢の高いアリゴテに熟成の可能性を感じ、酸を基調に伸びのある余韻を持つワインに仕上げている。特に樹齢45年を超えるティユルは10年以上の熟成も可能。また、マランジュ・ブランの畑はクロ・ド・タールが所有していた優良畑。こちらも高い樹齢で長く有機栽培が実践された最高の環境となっている。
大特価!キュヴェ名のSur le Cheneとは(樫の木の上)を意味し、この畑の名前を指す。南向きの斜面の絶好の立地にあり、その収量はニュイのグランクリュ並みの35hl/ha!
ピノノワールらしい赤いベリー系の香味豊かで、酸とミネラルが引き締める。調和のとれた味わい。
マランジュの赤とは、如何なるものか?それを知りたい方は是非これを!